食べないと痩せれない!?
夏に向けてダイエットをしている人が多くなってきたと思います。
巷には、ファスティングや置き換えダイエットなどの〇〇ダイエットが流行っていますが、基本的には自分のメンテナンスカロリー(体重が増減しないカロリー)を把握し、それよりも低いカロリーを摂取してダイエットをします。
食べることを恐れてほぼ断食に近い状態でダイエットをしている人もいらっしゃいますが、最初は体重は落ちますが徐々に停滞し、のちにリバウンドしてしまう方が多いです。
そこで今回は、なぜ食べてダイエットしなければならないのかを解説します。
目次
食べて痩せるメリット
基礎代謝を保つ
1日に最低限摂取すべきカロリーを摂取しなければ、基礎代謝の低下につながります。冒頭にも記述した通り、最初は体内の水分が抜けて体重が落ちますが、体脂肪は減っていません。過度な食事制限は基礎代謝の低下を招き、痩せにくい体やリバウンドしやすい体を作ってしまいます。
リバウンドを防止できる
食べるべきものを食べて痩せることでストレスが減り、食べたい衝動に駆られるキレ食いなどを防止することができます。また、過度な食事制限をしているとカラカラに乾いたスポンジがたくさん水を吸うように、食事で得た栄養をたくさん体に溜め込もうとしてリバウンドしてしまいます。
生活の質が良くなる
過度な食事制限をすることで日中頭が働かなくなったり、体がだるく重くなってしまいます。それでは日常生活や仕事に支障が出てしまいます。適切なカロリーを摂取することでそれらの支障が出ずにアクティブな生活を送ることができ消費カロリーを増やすことができます。
食事誘発性熱産生が発生する
食事は摂取して終わりではありません。自分の身となるために消化吸収をします。その際に人の体は熱を発生させます。熱を発生させることで人は代謝が上がります。それらによって消費カロリーが増えます。
食べることはカロリーを摂取するだけでなく、消費もします。
メンテナンスカロリー
ダイエットをする上でメンテナンスカロリーの把握はとても重要です。メンテナンスカロリーを上回れば体重は増え、同じなら停滞、下回れば減ります。
計算方法
男性と女性で違い、式は以下になります。
男性:66+13.7×体重+5.0×身長-6.8×年齢
女性:665.1+9.6×体重+1.8×身長-4.7×年齢
※体重はkg、身長はcm
実際に当てはめて計算するのはかなり大変なので、『メンテナンスカロリー 計算』などで検索すれば計算サイトが出てきます。
PFCバランス
メンテナンスカロリーがわかったら、次はPFCバランスを定めましょう。PFCバランスとは、タンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素のバランスです。どれかが多く、どれかが少ないではよくありません。三大栄養素をバランスよく摂取することがダイエット成功への鍵です。
脂質を制限するローファットダイエット、糖質を制限するローカーボダイエットによって割合は変わりますが、今回はダイエットの基本であるローファットダイエットの際のPFCバランスを紹介します。
【ローファットダイエットのPFCバランス】
タンパク質:3割
脂質:2割
炭水化物:5割
以上がローファットダイエット時の大まかなPFCバランスになります。
いかがでしたか?
断食することでストンと短期間で体重を落とすことができますが、それは体脂肪が減ったのではなく体内の水分が抜けただけです。
体重が増えも減りもしないメンテナンスカロリーを把握した上で摂取すべきカロリーを摂取しながらダイエットをすることで、基礎代謝を保つ、リバウンドを防止できる、食事誘発性熱産生が発生するなどメリットがたくさんあります。
食べると太るという固定概念は捨て、しっかりと食べながらダイエットしましょう!